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ナリチカリーマンパロっぽい

なんかこれ…正月にハッスルして書き出したはいいものの、うちの犬が可愛過ぎて&母に借りた「江」がおもしろ過ぎて全然進まなかったナリチカリーマンパロだ…
リーマンはいいですね。うちの会社はウホッ!とする展開がけっこうあって楽しいですよウホッ!
凄く…途中です…
あとあまりリーマンについてわかってないのはご了承ください。うち、会社とは言ってますが、どちらかと言えば組織に近いんですよね、たぶん。だから男性達スーツ着てるけどリーマンなんだろうか…私もOLというよりは事務屋だからな…
リーマンと会社に夢を抱いて書いたんでたぶん色々間違ってると思われます。
























この、不景気である。
合併を余儀なくされた企業など珍しくはないだろう。
長曽我部元親が経営していた会社も、そんな企業のひとつとなってしまっていた。
もともと自動車産業の製品の下請けなどをやっていたのだが、その産業自体が下火になってしまえばどうしようも無い。
赤字ばかりが続いた時に、手を差しのべてくれたのが毛利元就であった。
株式会社日輪ってそれ、ネーミングセンス無さすぎだろうと言う社名ではあるが、IT企業としては大手の一社である。
確か、以前何かで社長の毛利とは会ったことがあるような気がするが、それすら定かで無い程のその大企業が何故、自分の会社に手を差しのべてくれたのかはよくわからない。
ただ、元親としてはそれにすがり付く以外に方法が無かった。


*****



ここが救いの手を差し伸べてくれた企業のビルか。
複雑な気持ちでその高いビルを、元親は見上げた。
スーツのポケットに手を入れたまま、社内に入ると、受付嬢から不審そうに見詰められた。
その視線を気にすることなく、受付嬢の前に立つ。

「社長にアポ取ってんだが」

そう、言うと受付嬢は眉を潜めた。
なかなか、綺麗な女ではある。

「お名前を頂けますか」

「長曽我部元親」

その名前を聞いた瞬間に、受付嬢は作ったような笑顔を彼に向けた。

「…長曽我部社長、お待ちしておりました。社長室までご案内致します」

株式会社日輪の中は、妙に明るい。
これだけ高いビルにも関わらず、最上階から一階まで、吹き抜けになっており上を見上げると太陽が見えた。
よく見れば、回りもほぼガラス張りである。
受付嬢の後ろを歩きながら、元親はキョロキョロと辺りを見渡した。
受付嬢がエレベーターに乗り込むのを見て、慌てて追いかける。
その、エレベーターもガラス張りだった。

「すげぇでかいビルだな。何階まであるんだ?」

「20階までございます。社長室はちょうど最上階ですよ」

「いい身分だよなぁ」

「毛利社長はお日様が好きなようで、少しでもお日様に近いところに居たいと申しまして」

「ふぅん」

そんなことにこだわるとは、毛利元就という人物はかなり面倒くさいやつなのかもしれない。
あっという間に、最上階につく。そこもまた、日の光に満ちていた。

「社長、長曽我部社長をお連れいたしました」

「入れろ。貴様は仕事に戻って構わぬ」

「かしこまりました」

扉の向こうから聞こえたのは冷淡な声だった。
その声には、なんの感情も含まれていない。元親にしてみれば、ぞっとする様な声だった。

「失礼」

中に入ると、豪華な椅子に座った男の後ろ姿が見えた。
見た限り、かなり小柄である。ゆっくりと振り向いたその男は、やはり女の様に華奢だった。
顔かたちも、男の顔というよりは女に近い顔立ちをしている。
言ってしまえば、優男だ。

「貴様が長曽我部か」

「あんたが毛利か。どうも…この不景気に拾ってもらって感謝してるよ」

「たいしたことでは無い。座れ」

「ああ」

その、美しい顔には何の感情も見てとれない。
顔の造りが美しいだけに、そのような能面づらをされるとやけに迫力があった。
元親は、彼と対するように、黒いソファーに座る。
真正面から見ると、毛利元就は先程の受付嬢よりもよほど整った顔をしていた。

「長曽我部、貴様の会社と部下全てを救ってやる」

「…ああ」

「我に誓え。我に絶対服従すると、今、ここで」

「は?」

毛利元就の、薄い唇が、にやと笑った。

「服従とは、今の時代にこれまたたいそうな…」

「見返りもなく救うのだからそれくらいしてもらわんとつまらぬわ」

「はいはいっと……で、俺はどうすればよろしいんですかね毛利社長?」

呆れた様に頭を掻くと、元親はソファーに深く身体を埋めた。
そういえば、ここの会社はかなりのブラック会社と聞いているからかなり身を粉にして働かされるのだろうなあ、とか、俺、社長から平に格下げとかそんなんかなあとか、鬱な思考が頭を巡った。

「簡単なことだ」

元就が、上半身を乗り出すようにして元親を見た。
さあ、どんなことを言われるのだろうなと覚悟しながらその冷たい鳶色の瞳を見る。

「我に跪け」

「は?」

「そして、我のものになるがいい」

「…おい、ちょっと待て」

「嫌なら救わぬ。出ていくが良い」

「いや、それは困る!」

「なら、貴様がやることはひとつであろう?」

「…ッち……」

元親は小さく舌を鳴らすと、元就を睨んだ。
これはよくわからない展開になってきた。
彼の目的が一体何なのか、元親には理解出来そうになかった。
相変わらず、元就の瞳は冷たい。
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